色は匂えど散りぬるヲ

株式会社アジケ代表のブログ。清濁併せ呑むようなものが好物です。

「Facebookの株価が2倍に」という記事からWEBプロダクションは何を抑えておく必要があるか?

9月27日のNHKニュースで@フェイスブック 株価が2倍に」という記事がリリースされていました。

ソース「フェイスブック株価が2倍に」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130927/k10014849111000.html

 

記事の概要を記載すると

  •  株価が業績への期待を背景にこの3か月で2倍になった
  • スマートフォンなど携帯端末向けの広告事業が軌道に乗った
  • 企業価値を時価総額で計算すると日本円で12兆円、三菱UFJフィナンシャル・グループをおよそ3兆円上回っている(!!)

 ということです。

3点目の天文学的な数字は「おぉ…言葉にできない」くらいでいいと思いますが、我々のようなWEBコミュニケーション領域を中心に仕事をするものにとっては、スマートフォン広告の市場とともに仕様などを把握しておく必要があるかと思います。

 

 

お客様からスマートフォンのコミュニケーション戦略相談が増えているので、自分用にこれら関連の記事をまとめておきます。 

まずはスマートフォン広告市場の近況をざっくり把握しておく

ソース 米国時間 2013年8月28日にeMarketeが発表したレポート

 

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■2013年 世界のモバイル広告市場について

  166億5000万ドル

   昨年同期比で89%アップ

 

 

世界のモバイル広告市場の規模については、いま我々のような立ち位置の会社が深く考えることではないかと思います。ここでは、世界でモバイルの広告市場が爆発的に伸びているということを抑えることでしょうか。

 

モバイル広告のシェア

Google 53.17%

Facebook 15.80%

その他

Google がデジタル世界でのパブリッシャー王者であることは変わらないのですが、Facebook が2012年の5.35%から3倍近く伸びているということを把握しましょう。

 

Facebook の広告シェア

 7月発表の第2四半期決算報告ではモバイル広告が全広告収入の41%を占めている

 http://techcrunch.com/2013/07/24/facebook-q2-earnings-beats-with-1-81b-in-revenue-up-53-mobile-hits-41-of-ad-revenue/

 

モバイル広告市場は予想どおり市場が伸びており、Facebook が考えるモバイル広告のあり方が市場から評価されているといったことでしょうか。

Facebook モバイル広告の型が市場でデファクトになりつつある

 

Facebook広告の種類

Facebook 広告の一覧

Facebook の広告にはさまざまな種類があります。

Facebook は広告も含めて仕様がよく変わるので、Facebook を絡めたコミュンケーションの制作や制作にはいつも最新の情報を仕入れておく必要があるでしょう。

ここでは、2013/09/27版の広告プロダクトの種類の一覧を紹介します。

 

アプリ広告

ドメイン広告

モバイルアプリのインストール

クーポン広告

ページへの「いいね!」広告

ページ投稿リンク広告

ページ投稿写真広告

ページ投稿テキスト広告

ページ投稿動画広告

  

Facebook広告 広告プロダクトガイドより

https://www.facebook.com/help/www/198128997031137?rdrhc

 

すべての種類をここで解説するのは避け、今回伸びている市場のモバイル広告の種類にフォーカスをあてて、その広告商品を見ていきましょう。 

 

Facebook のモバイル広告について 

考え方としては主に2種類の広告が Facebook 広告の好調の理由だと考えていいかと思います。

  1. ニュースフィードに表示する広告(アプリ広告、イベント広告以外に出稿が可能
  2. モバイルアプリのインストール広告

 特に2のモバイルアプリのインストール広告が好調でユーザーの反応、質が高いとのことです。一般的に CPI と呼ばれる広告かと思いますが、最近では焼畑農業的な商材として CPI 広告が若干敬遠されつつあるともいわれています。

その中で、ユーザーの質が高いというのがどういう状況を指すのかわかりませんが、そもそも Facebook のユーザーの質が他媒体と比較すると高いということかもしれませんね。

まとめ

我々は Facebook が考えるモバイル広告のコンセプトや潮流を読み取り、費用対効果が高いプランニングと制作を提供するように心がけないとですね。 

そのためにも、よく変化する広告メニューや仕様を把握しプロダクションとしての学習と訓練を怠らないことが求められているかと思います。