スマートフォン(モバイル・スマホ)マーケティングの戦略立案時におけるフレームワーク例
この記事のまとめ
スマートフォンマーケティングを考案するうえでのイメージ図を記載
マーケティングが難しくなってきている?
オムニチャネルという言葉が注目を浴びるように、最近のマーケッターにとってはアドテクやDMPなどのキーワードの理解に追われ、日々の業務に取り組むにしてもまずは整理が必要という状況の人も少なくないだろう。
私のところにもスマートフォンを利用したマーケティングの相談が来ることが増えているが、大事なのはやはり基礎になるので、ここではまず基本のフレームワークとKPI指標の例などについて解説したい。
ユーザーのタッチポイントは多く、状況もさまざま。
私はUXデザイン時におけるカスタマージャーニーマップの作成と同様に、マーケティング施策を考案するうえでも、ユーザーの動線を想定することは必須と考えている。
ユーザがゴールにたどり着くまでにはタッチポイントが多い
上図のように、ユーザが企業側のゴールに辿り着くまでにはいくつものタッチポイントがあり、それらすべてが機会になっている。
いわゆるオムニチャネル構想で、顧客行動はいろんなケースが想定され、自社メディアやタッチポイントを整理して、統一したブランド体験とサービスを提供しよう。という考え方が提唱されてきつつあるが実現するにはもう少し先のことになるだろう。
(会員登録していないユーザを端末ごとに追うことが仕組みとしてまだまだ難しいだろう)
なので、まずはブランドやビジネスにおけるマーケティング課題をKGI/KPIとして、どういう指標があるのかを全体イメージやフレームワーク例などを以下にあげていく。
ビジネス目標とサイトタイプ、行動プロセスのイメージ
KPIを設定するには運用を想定したうえでのKPI指標を正しくとることが重要
マーケティング課題やKPIの例
タッチポイント移行時におけるアテンション獲得方法の例
今後スマートフォンのマーケティングのゴールと KPI を設定するうえで課題になるのは行動プロセスにおける端末間移動のデータをどう取得するのかだろう。
行動プロセス自体は UX デザインやデザインシンキングによるカスタマージャーニーマップ等を駆使することで、仮説を構築することはできると思うが、改善を検証・繰り返すための指標=データの取り方にはまだまだ課題が残る。
スマートフォンやモバイルマーケティングといえば、アドテクやアプリ自体をダウンロードさせるためのことを指すケースもあるが、今回はそこについては言及していない。
KPIの数値が決まったときに具体的にどの指標が役に立つのかというのはまた別の機会に書こうと思う。
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