【2016年】制作会社がECサイトを構築するときに今後必ず実装したいマーケティング的な機能や連携ツール(と、その考え方)
こんにちは。梅本です。
2015年末にUP to ME!というECサイト(アプリ)をサードオフィスさんとの共同事業としてリリースしました。
UPtoME! | エンターテインメント型ショッピングサイト
このサイトは通常のECサイトと違って、お客さまが価格を決めるまでどんどん下がっていく(=最初見た価格からどんどん下がっていって、欲しいと思ったらそのときに買う)という特徴があります。
そのため通常のASPやオープンソースのソフトウェアを使うとなかなか実装が難しいので、ゼロから開発しました。
ECサイトをゼロから作ると、想定以上に機能が多いのでリリース日を仮で決めてからどの機能を実装するのかの優先度をつけながら実装を進めました。
ECの機能紹介はまた別の機会にするとして、ECサイトはリリースしてからの運用がとても重要です。
なので、今回はECの運用をどれだけ自動化できるか?もしくはPDCAサイクルをまわすために必要な他サービスとの連携をどうするか?という点から実装したものをいくつかご紹介しようと思います。
目次
マーケティングとテクノロジーをどう組み合わせるか?
実装の前にまずはマーケティングのファネルをイメージする。
ECサイトにおけるマーケティングの定義は事業レイヤーから個別のメールマーケティング施策も含めて多種多様です。
マーケティングオートメーション、コンテンツマーケティング、ビッグデータの活用、ソーシャルメディアの活用、顧客サポート、配送業務など打ち手の数はとても多いので、どこに注力していくのかはサイトの目的と時期で大きく異なります。
なので、まずは事業の目的やECサイトの目的、当然ECサイトとしては商品を買っていただくということになるの、まずはファネルをイメージします。
引用画像 https://satori.marketing/marketing-blog/marketing-automation/what_is_funnel/
ファネルがEC業務のどこにあたるかイメージする。
このあたりはリードジェネレーション、リードナーチャリング、リードスコアリング、販売などコンテンツマーケティング、マーケティングオートメーションあたりの概念をイメージします。
コンテンツをどうやって見つけてもらって(SEOなのか?SNSなどのチャネルから集客とか広告かなど)リード(見込み顧客)を獲得し、商品をどう理解してももらい納得し(リードナーチャリング)買っていただくかみたいなことを考えます。
EC業務をざっくり洗い出して整理する
次にECでシステムと連携しそうな業務を洗い出します。
もちろん、商品にをタグを付ける等細かい実務を洗い出すと多くの業務があるのですが、ここではECと関連がありそうという粒度で業務をざっくり書いて整理していきます。
必要&自動化できそうなシステム/サービスを洗い出す
業務に対して各種ツールや自動化したいところを洗い出します。 基盤になるECシステムはスクラッチで開発しているので、他サービスとの連携は既存のAPIがあるものをチェックしながらも力技でやっていきます。
ECのマーケティングを効率的に行う&自動化するために行ったことの箇条書き
- 商品撮影時に品番(SKU)をファイル名にする
- Photoshopで写真を自動リサイズするマクロを組む
- Google Tag Managerの導入
- Google Search Consoleの設定
- Google Analyticsの導入、拡張eコマースの設定
- Facebook Pixelの設置、カスタムオーディエンスの設定
- zoho CRMの導入、連携
- zoho Sales IQの導入、連携
- Mailchimp の導入、API連携
- e飛伝との連携
- Tayoriの導入
- Google form によるアンケート
- etc
外部サービスとの連携は大体このあたりでしょうか。
CRM関連を強化しようと思っているタイミングですが、まずは既存のシステムがしっかり動くことを想定しつつ、マーケティングに必要な部分を最適化させていったという感じです。
設定の詳細等はまた別の機会に報告しますが、何かの参考になれば幸いです。
では!