色は匂えど散りぬるヲ

株式会社アジケ代表のブログ。清濁併せ呑むようなものが好物です。

クリエイターが事業を生み出すために必要なこと

何度か記事で紹介したのですが、会社のミッションとは別で個人的にクリエイターが事業を生み出す組織をマネジメントしたいと思って日々動いております。

 

12月が決算月の当社でありますが、10月以降の第4Qは会社をもう一段階次のステージに押し上げようと努めております。

 

そのためにはスタッフと私の成長が不可欠で、何よりもまずクリエイター自身がこういうビジネスをやっていくんだと頭と心で納得しないと難しいです。

この業界にいるとよくキーワードを目にする「自分ごとにする」ですが、それを自分たちに置き換えるとなかなか難しいことだと実感しております。

 

クリエイターが事業を生み出すために必要なことは、自分の頭で考えることです。

 

市場のニーズが高く、実現可能性が高い、社会的に価値があるなどを探し出し、自分たちで実行プランを考えることです。

 

当社には3つのユニットが存在します。

 

第4Qは各々のユニットにそのプランを考えだすタスクを課しました。

 

2ヶ月くらいはマネージャーから上がってくるプランを見てもなかなか厳しいものがあり、厳しい言葉で発破をかけておりました。

 

今までやってきたことと全く違うことを考えなければならないので、スタッフの困惑した表情や状況を見て、自分もこうすればいいんだ!と伝えるか否か逡巡しておりました。

 

ただ、12月の中盤を迎えるにあたって、ようやくその成果が見えてきました。

 

その成果は単純なメニューができあがったというだけでなく、組織として何を売っていくのか、自分たちがどういう価値をお客様に提供しシナジーを生み出していくのか、自分たちの仕事が顧客・会社・個人と密接に関わっているという意識が個々に生まれつつあるのが手に取るようにわかったことです。

 

これは自分にとっても初めての経験です。

本当の意味でのマネジメントが少し体験できました。

まだまだ精度が甘い部分があるのですが、PDCA でいうところの D と C を早く動かしたいので、そろそろ GO サインを出そうと思います。

 

ユニットが具体的にどこに注力していくのか追ってご紹介できると思いますが、クリエイターが事業を生み出すうえで大事なことは自分の頭で考えて行動を決めていくということに尽きると思います。

なので、そのマネジメントにあたる人は安易に回答を出さないことが必要なんだなと、これまた教科書的な大事さを実感したお話であります。