教科書どおりやってみる
今日も雑談になりますが、思ったことをつらつらと。
年の瀬も迫り今年を振り返る時期ですね。
個人的に今年は「原点回帰」と「教科書通り」の2点を心がけて日々を過ごしていたように思います。
原点回帰については
クリエイターが事業をつくる会社をつくろう。やっぱり。の記事にあることでしょうか。
で、教科書通りというのが何かと申しますと、文字通りの意味以上でも以下でもないですね。
ライフネット生命の出口会長いわく「勉強が大事。で、勉強とは3つのことだ」とおっしゃっています。
- 人に会う
- 旅に出る
- 本を読むこと
なるほど。そうだよなーとか感銘を受けていたんですが、今年はこの本を読むこと・読んできたことが役だっているなと思っております。
で、教科書どおり何をやっているんだと聞かれると会社を強くするために必要なことに取り組んでおります。
会社を強くするうえで大事なことは2つです。
- 人
- ファイナンス
そして、今年はこの「人」の育成に力を注いでおります。
あ、零細企業で生意気いうなというツッコミはご容赦を。
うちの会社には今約15名くらいのクリエイターが在籍しております。当然この人たちのモチベーションは個々人によるところが多く、これを上げる・持続してもらうというのはなかなか骨の折れる仕事でもあります。
上記 URL のブログでも紹介したように、自分個人の仕事としてははクリエイターが事業をつくる状態をつくりたいと思っています。
(会社のビジョンやミッションはまた別にあります)
なので、極論をいえばWEBサービスやメディアやアプリを作りたいというよりも持続可能な競争力のある組織をつくりたいと思っています。
受託案件か自社サービスとかにはあまりこだわっていない理由もそこにあります。
クリエイターが仕事をする時間は長いから、アジケで働いた時間が良かったと思って欲しいし、自発的に楽しい仕事を生み出してそれを続けてほしいし、その積み重ねが世の中に対してアピールできたりおもしろかったらなお良しだとか思っています。
こういう思いを実現しようと思うと、教科書は実に役に立つアイテムです。
会社の価値観をどう設定するのか、どう共感してもらうのか。
彼らに何を目指してもらうのか。
どういうブランディングをしていくのか。
我々は顧客に何を提供して満足してもらうのか。
硬い言葉が並びましたが、これらは上記の思いを実現しようとするとやっぱり大事だよなと思います。
業界的に最新の事例も大事ですが、読み継がれている教科書的なものを読み返した1年だったなーとか思いながら仕事に戻ります。
書きたいことはこれじゃなかったんだけどなー。
追記:役立つ教科書を少しご紹介。
マーケティング本はいろいろあるけれど、これはさくっと読めて好き。
- 作者: アルライズ,ジャックトラウト,Al Ries,Jack Trout,新井喜美夫
- 出版社/メーカー: 東急エージェンシー出版部
- 発売日: 1994/01
- メディア: 単行本
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ブランディングの教科書ですね。マーケティング3.0とかブランディング3.0とか言うのであれば、これを読んでからのお話かと思います。
ブランド・エクイティ戦略―競争優位をつくりだす名前、シンボル、スローガン
- 作者: デービッド・A.アーカー,David A. Aaker,陶山計介,尾崎久仁博,中田善啓,小林哲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1994/01
- メディア: 単行本
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