KPIは達成できる指標を設定することがポイント。
先日、どの記事だったか忘れたが、KPI設置にあたってとても有用な内容のものを読んだ。
以前にも同じような内容の記事を読んで、なるほど。と腹落ちしていたのだが年月が経つとすぐに忘れる。
達成できる指標というのは、目標必達志向ではない。
企業であれば、月の売上目標というのはあるだろう。 例えば、月の売上目標を100万円とする。
その場合、KPIを100万円においてしまいがちだ。
そうではなく、行動を起こせば達成できるような指標を設定しなければならない。
例えば、お客様との訪問件数を10件にする
とかだ。
売上というのは因数分解をするといくつかあるが、もっとも基盤となる数式には以下のようなものだ。
売上 = 単価 × 件数
ここに購買頻度であったり、購入点数の要素を組み合わせる可能性もあるが、まぁ上記のようなものだろう。
そして、今回の訪問件数を10にした場合は、B to B商材であれば1件成約すると単価が100万円とかの可能性が高いので、10件会うと目標を達成できるという考え方だ。
翻ってWEBサイトのKPIの場合
PV を KPI として設置しても良いのか?
この考え方を前提にすると、“No”になるのかもしれないが、上司やお客様との兼ね合いで PV を KPI にするケースは今後もあるだろう。
ただし、WEBの担当者としては、PV 数を KPI するのではなく、それに向けての施策を KPI にすることをお薦めしたい。
例えば、100万PVを目標にしているサイトで現状が80万PVの場合は、A/Bテストを月4回行って2ヶ月で100万を目指す。 =月4回のA/Bテストを行う
などを KPI にしてはどうだろうか?
もちろん、その上位概念には顧客が満足するとか、売上の向上などがあると思うが、自分が担当する範囲で何を行えばKGIを達成するのか、またユーザーの体験が向上するのかはなるべくシンプルに設定しておいたほうがよいだろう。